日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震への対応だけでなく、岩手、青森県沖を震源とする地震が相次ぐ中で専門家が危機感を持って注視しているエリアがある。1994年の「三陸はるか沖地震」の震源域だ。周囲で地震が発生する一方、このエリアは30年以上目立った地震活動がなく、東北大災害科学国際研究所の富田史章助教(海底測地学)は「マグニチュード(M)7後半クラスの地震を起こすには十分なエネルギーが蓄えられている」と指摘。津波も想定した備えを改めて呼びかける。