背番号11の投球を見るまで、味方も記者陣も半信半疑だった。初めて中継ぎでマウンドに上がったドジャースの佐々木朗希(大船渡高)。疑念や好奇の視線を一掃するような快投で、心配そうな表情を見せていた同僚の大谷翔平(花巻東高)も笑顔でたたえた。 「朗希はこの数カ月で成長したし、自信を取り戻した」 試合前、ロバーツ監督はこの言葉を何度も繰り返した。しかし、実際に佐々木のブル…