岩手県沖の定置網に大量のクロマグロが入り、現場の苦労が続いている。漁獲枠に達しないよう放流し、他魚種の水揚げにも支障を来すためだ。現在、太平洋クロマグロの資源管理に関する国際会議が長崎市で開かれ、議論が続く。政府は資源量に応じて漁獲枠が自動的に決まる新たな管理方式への移行を目指し、合意できれば2027年以降の大型魚の枠が現行から約25%増える見通し。東日本大震災の発生から11日で15年4カ月。漁業者は基幹産業再興のためにも増枠を望み、動向を注視する。