大船渡市の林野火災で、木の上部の枝葉が燃える「樹冠火(じゅかんか)」が発生したとみられることが、林野庁と県の調査で分かった。延焼が大規模化した要因の一つになった可能性がある。山林被害の実態を詳しく調べ、早期の再生を目指す。 林野庁、県によると、ヘリコプターで3月12日に上空から調査。三陸町綾里小路の山林では谷筋に沿って木全体が黒く焼損し、樹冠火が大規模に発生したと…