岩手県で、世界に通用する研究に挑み続ける。岩手大で猫のマタタビ反応を解明した上野山怜子さん(27)が4月、同大の助教となった。博士課程3年時の2024年度には、若手研究者で最も栄誉があるとされる日本学術振興会の育志賞に、同大で学んだ学生として初めて選ばれた。国内トップレベルの仲間と刺激し合い、猫の探究にまい進する。 「今、世界で誰もこの現象の理由を知らない。実験で…