2002年に教育委員会が学区の要否を判断できるようになって以降、全国の約6割に当たる28都府県が都道府県立高の学区制を廃止した。共同通信のアンケートに「生徒の選択肢を尊重」と理由を挙げたが、識者は「人気校に生徒が集中する」と指摘する。岩手県は過度の集中回避と教育の機会均等などを理由に8学区制を維持し、今後の在り方は本年度内に策定する次期高校再編計画の議論も踏まえて…