岩手県沿岸部で映画の灯を守ってきた、宮古市のみやこ映画生活協同組合(尾山健二理事長)は6月25日で解散することを決めた。常設営業していた映画館シネマリーンを2016年に閉じた後も上映事業を継続してきたが、人口減や娯楽の多様化を背景に入場者数の確保が難しく、補助金も細り厳しい経営が続いていた。市民の力で設立した全国唯一の映画生協は、27年の活動に幕を下ろす。 同生協…