肉用子牛の価格が岩手県内で低迷し、繁殖農家に打撃を与えている。近年、飼料代が上昇した一方、物価高の影響で牛肉需要が伸びず、子牛を買い取る肥育農家も含め経営が苦しめられている。2024年の平均取引価格は50万9千円で20年に比べ2割ほど低い。低迷が長引けば本県の畜産業が先細りする恐れがあり、県は自給飼料の増産基盤の構築を支えていく方針だ。 「離農が増えていくのではな…