岩手県漁港漁村課の日下凌我(りょうが)技師(25)は3月までの1年間、能登半島地震で甚大な被害が出た石川県能登町に派遣された。漁業者の意見を吸い上げながら町内の漁港を回り、災害査定に奔走。現地では漁業再開や街の再生を実感した一方、工事業者や資材の不足といった課題も目の当たりにした。「良い経験になった。県内で災害が発生した際に生かしたい」と振り返る。 国から県への支…