中尊寺の国宝経典のうち、所在不明だったものとみられる1巻が、住田町の民家で見つかった。奥州藤原氏3代秀衡(ひでひら)が中尊寺に奉納した仏教経典「紺紙金字一切経(こんしきんじいっさいきょう)」と考えられ、平泉町の平泉世界遺産ガイダンスセンターが27日発表した。経典全体を形成する一部分の全10巻中1巻で、奉納から約850年を経て良好な状態で見つかるのは珍しい。同センタ…