北上市の国道4号飯豊橋で1955(昭和30)年5月14日、花巻市石鳥谷町の八日市小(現石鳥谷小)の修学旅行バスが転落し、児童や保護者ら12人が亡くなった事故から70年がたつ。石鳥谷町北寺林の八重樫正子さん(81)は同行していた母に助け出され、九死に一生を得た。自動車が普及する前の惨事は社会に衝撃を与え「黄色い羽根」運動につながった。記憶の風化が進む中、八重樫さんは…